8ロット躯体構築、鉄筋組立中です。城北立坑は円型ケーソンなので、配力鉄筋(横方向の鉄筋)はリングの形をしています。大きすぎるので小分けにして搬入し、現場で組み立てています。鉄筋同士は「ガス圧接」と呼ばれる方法で接続しています。写真のようにバーナーで加熱しながら専用金具で両側から押し付けます。鉄筋を熱で溶かす、、のではなく、表面の酸化膜等を還元炎で取り除きながら加圧することで鉄原子同士が結合(金属結合)し、鉄筋がくっつきます。
7ロット掘削圧入中です。ドローンを飛ばして上から撮影してみました。都島方面に発進するシールド開口部が水面からチラッと見えています。
現在7ロット躯体構築中です。写真は躯体内部状況ですが、黒と白の線が1本ずつ通っているのが分かりますか?これは「止水材」と呼ばれるものです。ケーソンに限らず、コンクリートは打継面が他に比べると脆弱になることが多いため、止水性が求められる構造物には止水材を入れます。立坑完成後、地下水が染み込んでこないよう、躯体内部の打継面には2種類の止水材を入れています。共にコンクリート(アルカリ性)に反応して膨張する性質を持ち、コンクリートを打設すると打継面の小さな空隙を充填してくれる役割を果たします。
6ロット沈設完了しました。写真は沈設完了直後のケーソン内部の状況です。水が張っていて底が見えませんが、現在水面から約30m程掘削完了しております。
当作業所の工事概要看板を、現場南面(入口横)の万能塀に設置しました。右下のQRコードを読み取れば当ホームページが表示されます。お立ち寄りの際はぜひ一度ご覧頂ければと思います。