寝屋川北部地下河川 城北立坑築造工事

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2.工法概要

3.環境対策

工事工程

全体工程表

全体工程表です(令和2年2月更新)。

工法概要

オープンケーソン工

 オープンケーソン工では、自動化オープンケーソン(SOCS)工法を採用しました。

 自動化オープンケーソン(Super Open Caisson System)工法は、従来のオープンケーソン工法における地上からのクラムシェル掘削では不可能であった刃口下の地盤の掘削が、水中掘削機を使用することで、極めて安全かつ硬質地盤においても施工を可能とする工法です。

 

置換杭工

 置換杭工では、「全周回転式オールケーシング工法 」を採用しました。

 立坑を構成するケーソンを安全かつ正確に据え付けるために、地表面近くの地盤を均質な材料である砂に置き換えます。
 全周回転式オールケーシング工法は、ケーシングチューブと呼ばれる円筒形の鋼製部材を回転・圧入させながら、ケーシング内の土砂を掘削し、砂で埋め戻す工法です。本工法は、ケーシングチューブで周辺地盤を保護しながら掘削するため、近接構造物への影響を抑えることが可能です。

図 置換杭工施工イメージ

影響遮断工

 立坑を構築する前に、敷地内を横断する水道管に影響を与えないよう、立坑周囲を鋼矢板で囲います。水道管により近接する箇所は、 二重管ストレーナ複相式注入工法 による地盤改良を行います。

図 影響遮断工 施工イメージ

環境対策

騒音・振動対策について

 工事現場の騒音・振動を抑えるため、騒音・振動が発生しにくい工法による施工や低騒音型建設機械の使用を行っています。さらに騒音・振動を低減するため、防音パネルを設置し、防音パネルよりかさ上げした高さで防音シートを設置します。以上の対策を講じることで、規制基準(騒音:85dB 振動:75dB)を超えないよう管理します。
 騒音および振動を確認するため、校正された騒音計・振動計によって計測を行っています。 西ゲートには、敷地境界上の騒音・振動値がわかるようデジタル表示計を設置しております。

工事用車両の運行について

 使用するゲートの前には、交通誘導員を配置し、歩行者等第三者優先で誘導します。工事用車両は、南ゲートから入場し、西ゲートから出場することを基本としますが、城東屋内プール付近の交差点を右折困難な特殊車両の搬入・搬出時は、西ゲートを使用し、入場および出場を行うことがあります。西ゲートから入場する特殊車両の搬入・搬出時には、工事現場案内板や当ホームページ上に情報を掲載し、周知を行います。

 児童の通学時の安全に配慮し、登校時間7:50~8:30、下校時間14:50~16:30の車両の出入りが過剰にならないよう、車両運行管理を行います。