寝屋川北部地下河川 城北立坑築造工事

施工状況

2023年1月進捗状況

明けましておめでとうございます。地域住民の方々をはじめ、皆様のご協力により、城北立坑は無事故で順調に推移しております。引き続きご迷惑をお掛けしますが、ご理解の程よろしくお願いいたします。

9ロットの躯体構築が完了しました。写真は躯体外側に吹き付けた塗膜防水です。過去に紹介した躯体内部の防水材の他、躯体外側もポリウレタン樹脂材にて防水を施しています。躯体沈設に伴う地盤との摩擦にも耐えられるよう通常より厚く吹き付けています。

DCP PHOTO
記事公開日:2023年2月17日

2022年12月進捗状況

8ロット掘削圧入し、9ロットの躯体構築の準備中です。躯体構築→掘削圧入の繰り返しに伴い、足場も組立→撤去を繰り返す必要があります。そこで、足場は事前に大組みしておき、まるごとクレーンで投入して円型に組み立てています。これにより組み立ての手間が大幅に減るため、一から組み立てるよりも安全かつ迅速に足場を組み立てることができます。

記事公開日:2023年1月10日

2022年11月進捗状況

8ロット掘削圧入中です。砂と共に大きな木が掘れました。現在地上から深さ40mを超え、大阪平野の地層の特徴である大阪層群に突入しています。大阪層群は砂礫層と粘土層が交互に連なっており、現在は砂礫層を掘っています。今掘っている地層は約60万年前~約20万年前にできたと言われています。化石が出てこないか、実はこっそり期待しています。

記事公開日:2022年12月16日

2022年10月進捗状況

8ロット躯体構築中です。写真はコンクリート打設時の受入検査です。城北立坑では工場で練り混ぜた生コンをミキサー車で現場まで運搬して打設しています。そこで運ばれてきた生コンの品質を定期的に検査をしています。検査項目は温度、空気量、スランプ(流動性を示す指標)、塩化物含有量、単位水量(生コンに含まれる水量)で、それぞれに規格値が設定されています。品質が確保されていることを確認してからコンクリートを打設しています。

記事公開日:2022年12月16日

2022年9月進捗状況

8ロット躯体構築、鉄筋組立中です。城北立坑は円型ケーソンなので、配力鉄筋(横方向の鉄筋)はリングの形をしています。大きすぎるので小分けにして搬入し、現場で組み立てています。鉄筋同士は「ガス圧接」と呼ばれる方法で接続しています。写真のようにバーナーで加熱しながら専用金具で両側から押し付けます。鉄筋を熱で溶かす、、のではなく、表面の酸化膜等を還元炎で取り除きながら加圧することで鉄原子同士が結合(金属結合)し、鉄筋がくっつきます。

記事公開日:2022年10月27日